『解放新聞広島県版』 2007年5月9日 第1869号



子育て、運動の今日的課題を学習
    
        川崎委員長、山下副委員長を講師に

                県連女性部解放学校

                   

4月28日、福山市人権交流センターで県連女性部解放学校が県内から60人が参加し開かれた。

 はじめに、広中恵美子県連女性部長は、先ごろおこなわれた県議会議員選挙をはじめ各自治体選挙の報告をおこない、「今、解放運動にとって重要なことは運動の継承者を育てていくことである。2月におこなった県識字経験交流集会は、はじめての試みで青年部との共働により青年にも任務を持ってもらい成功裡に終えることができた。今日の学習を受け、今後の活動の力にしてもらいたい」とあいさつ。

次に、5月19日、20日に福岡市で開かれる第52回全国女性集会参加にあたっての注意事項や諸連絡がおこなわれた。

学習会では、山下真澄県連副委員長から「自尊感情を育む地域の教育力とは」と題して講演を受けた。

山下さんは、先の県議選のお礼と、「一万人に近い人たちの思いを生かすという思いで今後も頑張る」と表明し、子どもの成長に伴う環境作りにとって重要なことについて提起。

最近、山下さんが感銘を受けたこととして、子どもの成長に従い、「生まれてからは肌を離さず、成長につれ目を、手を、そして、心を離さないこと」という言葉に大きく感動したとし、「自尊感情を育むためには、いくつかの要素があり、子ども自身が大事にされているという安心感、充実感、期待感を持つことのできる環境が大切」と訴えた。

また「子どもたちと向き合い、そして受け入れることができているか、子育て中の親を含めての学習会を各支部でも取り組んでほしい」と話した。

続いての講演は、川崎卓志県連委員長から「解放運動的課題と展望」と題して受けた。

川崎さんは、昨年末起こった「県連中傷ビラ事件」についてふれ、「ほんの少数の人たちがおこなっているであろうと思われる」と、送られてきたビラやハガキを示し、彼らの人間像、意図するところ、また背景には北部協幹部による保険金詐欺事件とそれに対する県連統制委員会決定へ不満を抱く流れがあり、県連に対する反感が今回の卑劣な行動につながっていると述べた。そして「彼らの狙いは、運動に打撃を与えての分裂と崩壊である」とした。

終わりに、私たちがやるべきこととして、「県連の立て直しが必要であり、それは、教育に始まり教育に終わる。運動を進める大きなひとつの柱である教育力をつけることが経済力をつけることにつながる。『女性が変われば部落が変わる』といわれるように今日の参加者が大きな力になって欲しい」と結んだ。

閉会あいさつは、屋敷代智枝副部長が「熱意ある学習を受けて、明日からの行動に活かしていこう」と訴え終了した。