『解放新聞広島県版』 2007年5月23日 ―第1871号
一連の不祥事を考える 解放運動再生の糧に
角岡伸彦さんを招き 県連連続人権講座
角岡伸彦さん(フリーライター)を講師に迎え、県連連続人権講座が5月12日、福山市人権交流センターでおこなわれ約200人が参加した。
「大阪・飛鳥会事件など一連の不祥事を考える――部落解放運動再生への糧とするために――」と題した講演の中で角岡さんは、「飛鳥会事件で逮捕された小西支部長を行政も銀行も利用してきた」とした上で「それが逮捕されると同時に大阪市の坂口助役は豹変した」と述べ行政への不信感をあらわにした。
また、「同盟たたきのその後には、今よりもっと安上がりの社会、暗い社会ができるのでは」とも述べた。
不祥事が相次いでいることについては、
1.権力側が部落解放同盟の不正は、これまでのようにタブーにしない、許さない、という構えになっているにもかかわらず
2.運動が自浄作用を働かさなかった―と指摘した。
これからの部落解放運動にかかわっては、「部落内で部落問題に関心のない子どもが増えていることが問題」とし、「差別があるということを伝えるだけで良いのか」と参加者に問いかけた。
最後に角岡さんは「部落民でも排除されない社会をめざしたい。部落解放運動は、私が生きやすい社会をつくるため必要」と述べ講演を締めくくった。
講演後は、3人の参加者から質問、意見、講演を聞いての感想が出された。