『解放新聞広島県版』 2007年5月30日 第1872号



部落解放運動の再生を

    第5分科会で広島県連が報告

         部落解放第52回全国女性集会


 部落解放第52回全国女性集会が5月19、20日、福岡国際会議場で全国から約1500人が参加して開催された。

 1日目の全体集会では、冒頭、組坂繁之中央本部委員長が「昨年の大阪・飛鳥会問題以来、組織を挙げて総点検運動を展開している。来年の運動方針に全て活かし、実践していきたい」と述べ、さらに「地域における教育・福祉・生活を守る闘いなど実践を交流し、学び合い、集会を成功させ、部落解放運動の再生を」と訴えた。

 石川一雄さん、早智子さんは、「新百万人署名には支援をいただき大変感謝している。目標達成まであと一歩となっている。さらなる取り組みを心からお願いしたい」と訴えた。

 記念講演は、「女性と慣習〜日常生活にあらわれている女性差別〜」と題して浄土真宗本願寺派浄光寺住職・橋津和寛さんがおこなった。

 橋津さんは講演の中で、昨年の福岡いじめ自殺事件について、事件のあった学校が、自分の出身校であり、同級生の子どもたちの状況が誤って報道がされたことをあげ、「真実を知らなければ、誤ったことが伝わっていく。受け止め方によっては、歪曲されたことが伝わっていく」と話した。

 2日目は「部落解放運動入門」をはじめ8つの分科会が開かれた。

 広島県連は第5分科会「子どもの教育実態と教育運動の課題」で、呉市協の中谷美花代さんが「子どもたちを見つめるなかで」と題して、広島県の教育反動化によって、学校との連携が持ちにくい状況や、法失効による集会所や隣保館の統合により、子どもの行き場所がなくなり、活動が極めて厳しいものになり、その中で呉市協、保護者会、学校関係者とが協力して「進路保障推進協議会」結成に至るまでの状況を報告した。

 分科会の中では、部落の子どもたちの教育実態が明らかになり、学校教育・子ども会活動・進路保障など、地域の取り組みなどが報告された。