『解放新聞広島県版』 2007年6月6日 ―第1873号
見えない手錠からの解放を
―石川一雄さん不当逮捕から44年―
再審を求める市民集会
狭山事件の犯人として、石川一雄さんが不当逮捕されて44年目の5月23日、東京・日比谷野外音楽堂で、狭山事件の再審を求める市民集会が、約7000人の参加で開かれた。
この集会は、狭山事件の再審を求める市民集会実行委員会(共同代表 庭山英雄・小泉喜子)の呼びかけで開かれたもの。
開会あいさつを辛淑玉さんがおこない、「私は、石川さんが不当逮捕されたときは4歳だった。逮捕については知らなかったが、日本の差別は知っていた。在日であるがゆえにありとあらゆる差別的な言葉を投げつけられた。狭山事件はまさに、このような差別社会の中で起きた事件である」と述べ、再審開始に向けた決意を述べた。
あいさつに立った石川一雄さん、早智子さんは、昨年秋から取り組みが始められた新100万人署名が、100万人を突破したことのお礼と、「100万人達成がゴールではなく、再審開始の出発点となるようお願いしたい」と訴えた。
その後、庭山代表をはじめとする代表団によって、東京高裁へ署名提出に出発。
集会では、袴田巌さんを支援する清水・静岡市民の会事務局長の山崎さんと、袴田さんの姉の秀子さんが壇上に立ち、無実を訴えた。
袴田事件では、数ヶ月前、当時の担当裁判官のひとりが、「袴田さんは無実だった」と述べ、社会に衝撃を与えたばかりである。
集会の最後に、鎌田慧さんが、「第三次再審、これからの闘い」としてまとめと提起をおこない、閉会し、その後東京・常盤橋までデモ行進をおこない、石川無実を訴えた。