『解放新聞広島県版』 2007年7月4日 ―第1877号
広同教
呉市で部落問題学習研究会
谷口呉市協議長が講演
6月16日〜17日と呉市山の手会館で、第23回広同教部落問題学習研究会、第25回西中国(島根県、山口県、広島県)同和教育交流会が開催された。
まず、高校生を中心に結成したバンド「りばれいと」による歓迎演奏がおこなわれ、「今年は絶対に全高にいく」と決意表明がおこなわれた。
つづいて藤井清登広同教委員長があいさつ、その後、広教組海田地区支部濱田書記長が連帯のあいさつをおこない、記念講演にうつった。
谷口吉俊呉市協議長が、「山の手の闘い」と題して、「山手2丁目」の歩みを中心にし、近世以降につくられた被差別部落の歴史を、映像を交えながら講演した。その中で、屠場や刑務所、野犬処理場、火葬場等が意図的に山手に集中させられ、火葬場には水道が引かれていても山手の住宅には水道が引かれておらず、一度大雨となれば鉄砲水となり、山手の住宅、道路を直撃したこと、その鉄砲水の泥水が井戸に流れ込み、それを使用させられていたことなどの現実を報告。さらに、「解放運動・同和教育運動の盛り上がりとともに、子どもたちの進路が切り拓かれていたが、1998年是正指導以降、様ざまな圧力で取り組みができにくくなっている。しかし、少数の教職員によって支えられている。圧力に屈することなく、ともに闘いを」と述べ、講演は終了した。
講演後、西尾かずえさんの案内によってフィールドワークをおこない、暑い中、急な坂に連なる住宅、道路にそっている墓所まで歩きながら、差別の厳しさを学んだ。
2日目は、リポート検討会がおこなわれ、山口県、島根県、広島県からそれぞれ報告がおこなわれた。