『解放新聞広島県版』 2007年7月11日 ―第1878号
子どもたちの進路を保障する取り組みを
広島の教育再生にむけて
第53回広島県同和教育研究大会
第53回広島県同和教育研究大会が6月30日、三原市中央公民館で開かれ、約250人が参加した。
主催者を代表して藤井清登委員長が「今年は日本国憲法施行60年である。憲法改悪をねらう勢力は昨年末、教育基本法を改悪し、防衛庁を防衛省へと改編をした。さらに今国会においては国民投票法を数の暴力で強引に成立させるという暴挙をおこなった。また、43年ぶりに強行された全国学力テストは学校を再び競争原理が横行する場へと変えようとしている。私たちは、差別教育行政の実態を明らかにし、真に子どもたちの進路を保障する取り組みを構築していこう」とあいさつ。
来賓として、川崎卓志県連委員長が「国家主義が台頭するなか、反動派は総力を結集して攻撃を仕掛けている。私たちは広島の教育再生にむけて強く連帯していきたい」とあいさつした。
記念講演は、「同和教育の地平に」と題して八尾市立曙川中学校に勤務する土田光子さんがおこなった。
土田さんは中学校教師として、長年にわたって学習集団づくりを実践してきた。学校のあらゆる活動のベースに「集団づくり」をおき、高い人権意識でつながる集団づくりを求めて、単なるなれ合い集団・仲良し集団から、生活が見える学力の育ち合う集団をめざしてきたことなど実例をあげながら話をした。
午後からは、「教育内容」など5つの分科会で討議がおこなわれた。第2分科会では三原市協教育対策部が解放子ども会の取り組みを報告。第3分科会では尾道市協青年部の石岡一光さんが「私と解放運動」と題して報告した。