『解放新聞広島県版』 2007年8月22日 第1884号


 

原水禁世界大会・広島大会

    反基地・反原発・反差別の運動を

           女性のひろば

被爆62周年原水爆禁止世界大会・広島大会が8月3日〜5日、広島市で開催された。 

2日目は市内13ヶ所で分科会・ひろば・フィールドワークが企画され、「被爆体験を継承し、戦争への道を許さないために、反基地・反原発・反差別の運動を広げよう」を基調とする「女性のひろば」(会場・RCC文化センター)には県内外から140人が参加した。

広中恵美子さん(県連女性部長)の司会で開会、問題提起1「被爆者の訴え」では、被爆者である阿部静子さんが被爆直後の実相と長く続いた被爆者への差別について証言。

阿部さんは、18歳で爆心地からわずか1・5qの平塚町で家の疎開作業中に被爆、右半身を火傷し、爆風で10m吹き飛ばされ地面にたたきつけられた。核兵器の惨劇・地獄を体験し、ケロイドの手術を幾度となく受けてきた阿部さんは「核兵器のある限り地球は平和ではありません」と核兵器の廃絶を強く訴えた。

 問題提起2では、全国から反戦活動の報告がおこなわれ、@「混合名簿への攻撃と戦争への道」(広教組女性部・内藤文子さん)A「横須賀の原子力空母母港化反対闘争」(三浦半島地区労働組合協議会事務局長・長裕輔さん)B「上関原発反原発闘争」(原水禁山口・仲野亮さん)などをテーマに掲げ、それぞれの課題を明らかにした。

 会場からは、被爆アオギリの栽培を広げていく活動など、平和に向けた各地の取り組みも紹介された。

集会まとめで広島県原水禁代表委員の片山春子さんは「戦争と原爆の惨禍を身をもって体験した被爆者の願いを忘れてはならない。若い世代に被爆者運動・核廃絶運動を引き継いでほしい」と述べた。