『解放新聞広島県版』 2007年11月14日 ―第1896号
すべての冤罪被害者の無罪を勝ち取ろう
狭山事件の再審を求める市民集会
寺尾裁判長による不当判決から43年目の10月31日、狭山事件の再審を求める市民集会が東京・日比谷野外音楽堂で開かれ、全国から8千人が参加した。
最初に、主催者を代表して組坂委員長があいさつ。狭山事件をはじめ、すべての冤罪事件の無罪を勝ち取るために闘おうと訴えた。
続いて、各政党の代表が狭山事件の再審開始と「取り調べ可視化法」の制定に向けて取り組むと述べた。
石川一雄さんと早智子さんは、百万筆の署名についてお礼を述べた後、一人でも多くの人に狭山事件の真相を訴えて、第3次で必ず勝利したいと決意を語った。
この後、中山主任弁護人が東京高裁に提出した新証拠について解説、事実調べの実施と証拠開示を迫る弁護団の活動を報告した。
集会の基調は松岡書記長が提案。自白の強要と証拠のデッチ上げによる権力犯罪を許さず、石川一雄さんとすべての冤罪被害者の無罪を勝ち取る闘いの方向を参加者全員で確認した。
この集会には、志布志事件(無罪確定)と京浜急行事件(再審請求の準備中)で犯人に仕立て上げられた被害者も参加、警察・検察による不当な逮捕と取り調べの実態を生々しく語った。また、袴田事件(再審請求中)の関係者は、狭山事件と同じように証拠を捏造した権力の手口を説明し、特別抗告審への支援を訴えた。
次に、庭山弁護士が「国連拷問禁止委員会の勧告と日本の刑事司法改革の課題」について提起、宗教界と労働組合の代表が連帯のアピールをおこなった。
最後に「すべての冤罪事件の原因と責任を徹底して糾明し、再審無罪を勝ち取ろう」という集会アピールを採択し、閉会した。
集会後は、石川さんの無実を沿道の人々に訴えながら、冤罪をなくすための法制度の確立を求めて国会請願デモをおこなった。