『解放新聞広島県版』 2007年11月28日 第1898号


  

  『夜明けの旗―松本治一郎伝』を上映

              闘いの歴史に学ぶ

                 県連連続人権講座

 県連連続人権講座が11月17日、福山市人権交流センターでおこなわれ、映画『夜明けの旗―松本治一郎伝』が上映された。

 県連を代表してあいさつをおこなった岡田英治副委員長は、「今年は松本治一郎生誕120年の年。福岡連隊差別糾弾闘争を闘った松本治一郎の半生をふりかえりながら、今日の運動や教育をめぐってよく言われる『厳しい状況』が厳しい内に入らないことを感じ取っていただければ幸い。まだまだ、私たちにできることはいくらでもあることを確認する場にしていただきたい」と述べた。

 映画は、部落解放同盟の協力のもと1976年に東映が制作したもので、松本治一郎の恋愛と差別、水平社創立前夜の露骨な差別の実態、九州水平社の結成、軍隊内の差別と福岡連隊爆破デッチ上げ事件・投獄が伊吹吾郎、檀ふみ、田中邦衛など豪華キャストで演じられている。

 上映後、参加者からは、「強大な力をもった軍隊と真正面から闘った水平社と松本治一郎に、ただただ驚かされた。もっと勇気を出して闘わなければ…」「デッチ上げが裁判の中で明白になったにもかかわらず、裁判長は有罪判決を出した。権力の本質は今も昔も変わらないと感じた」などの感想が聞かれた。