『解放新聞広島県版』 2007年12月26日 ―第1902号
映画『ウリハッキョ―私たちの学校』上映
参加者に深い感銘与える
世界人権宣言59周年記念広島集会
世界人権宣言59周年記念広島集会が12月16日、福山市人権交流センターでおこなわれ、約350人が参加した。
主催者を代表してあいさつをおこなった世界人権宣言の実現を求める広島県実行委員会の沖和史委員長は「われわれが平和をめざし人権を尊重する社会を構成すべき主権者である、という一人ひとりの自覚が、今ほど求められている時代はない」と訴えた。
同会事務局長の政平智春さんが、部落、アイヌ、障がい者、在日外国人など個別の人権状況、イラク戦争と朝鮮半島の核施設の封鎖、平和へ向けた動きなどを盛り込んだ「基調提案」をおこない、「世界人権宣言を具現化する取り組みの強化」を訴えた。
「基調提案」の後、韓国人映画監督キム・ミョンジュさんが北海道朝鮮学校生徒に3年間密着して制作した『ウリハッキョ―私たちの学校』が上映された。
映画では、民族教育権を守るために朝鮮語を学び、スポーツ、文化活動に打ち込む生徒の姿と、その生徒を、ある時は親のように、ある時は友だちのように見守る教師たちの姿が感動的に映しだされ、参加者に深い感銘を与えた。
同実行委員会は、来年が世界人権宣言60周年の節目の年になることから、第二次世界大戦で残虐な行為がおこなわれた中国・南京、ポーランド・アウシュビッツの2ヶ所に訪問団を派遣する予定。