『解放新聞広島県版』 2008年3月5日 ―第1911号
在日朝鮮人差別―その歴史と現在
諸葛徳(チェガル・トク)さんが講演
(財)ヒロシマ人権財団人権講座
(財)ヒロシマ人権財団人権講座が2月23日、尾道市人権センターでおこなわれ、約50人が参加した。
今回のテーマは「在日朝鮮人差別―その歴史と現在」で広島国際学院大学の非常勤講師を務める諸葛徳(チェガル・トク)さんが講演した。
諸葛さんは、22歳まで日本名を名乗り大学を出ても差別によって就職できなかった自身の体験と、日本による強制連行の歴史にふれた後、「過去の日本による植民地支配を美化する動きがある」と右翼的政治家の言動を厳しく批判した。
さらに、阪神大震災の時に起きた大火災で、「朝鮮人が火をつけた」との噂が流れ、それを真に受けた右翼的国会議員が、国会で質問したことにもふれ、今もある露骨な差別意識に怒りを露わにした。
最後に、「遠からず南北朝鮮は統一されると思うが、それに横やりを入れているのが日本政府である。慰安婦問題など本質的な解明、謝罪をおこなうことなく、拉致問題のみが取り上げられているが、拉致問題は日朝国交正常化の中で解決していくことが共和国の率直な国民感情だと思う」と述べ、講演をまとめた。
点ばかりを聞いていたが、今日の話で問題点が理解できたとの意見や、「死刑制度廃止」などについて質問が出された。
最後に集会アピールが提案され、拍手で採択された。