狭山第2次再審請求棄却の異議申立棄却決定
に断固抗議する
部落解放同盟広島県連合会
委員長 小森 龍邦
1月23日付の東京高裁第5刑事部・高橋省吾裁判長による狭山事件の第2次再審請求棄却の異議申立に対する棄却決定に満身の怒りを込めて抗議する。
今回の棄却決定は、弁護団が8通の鑑定書を出し、事実調べを求めたにもかかわらず、鑑定人尋問さえ行なわず、弁護団の主張を一方的に退けたもので、断じて許すことはできない。
とりわけ、3通の齋藤鑑定は、真犯人が残した唯一の物証である脅迫状に関わるもので、これと石川一雄さんを結び付けることができない多くの矛盾点が明らかとなっていたが、「独断に過ぎない」「推測の域を出ない」と言うだけで、理由すら述べずに退けた。これは「疑わしきは被告人の利益に」とした白鳥決定や再審で無罪となった財田川決定などの判例に反することは明らかで、「真相の追究」という裁判所の使命さえ放棄した決定である。
また、証拠開示をはじめ、公正な裁判をするよう国連人権規約委員会の再三にわたる勧告が、日本政府に対して行なわれているが、今回の棄却決定は、その国際世論にも反することになる。
私たちはこの棄却決定に対し、断固として抗議するとともに、無実を訴える石川一雄さんの冤罪を晴らし、無罪判決を勝ち取るまで闘い続けるものである。
2002年1月26日